廃兵院工房

おふらんすなど

とんかつ弁当とヴェルサイユ宮

いくらフランスの文化や歴史に興味を持っているといえど、舌は正直だった。 昨年夏、ボルドーからストラスブールまで横断した時のこと。唐突に日本食が恋しくなった。忘れられない醤油と味噌の味。 気になり始めると収まらない性分(欲望に弱いともいう)。こ…

2017年における戦史研究会リスト

■戦史研究会という大学サークルがある。その名の通り軍事や歴史を取り扱う団体だが、活動内容は各大毎に大きく異なる。ボードゲームを楽しむところもあれば、会員による研究発表を行うところもあり、またオリジナルの会報を頒布する団体もある。 ■ふと思い立…

仏将軍アニメ視聴日誌 プレビュー

一時期精神が錯乱し、こんなものを作りかけていたらしい。 [Maurice Gamelin] 仏陸軍将軍。第二次世界大戦初期におけるフランス陸軍総司令官。後世の評判があまりよくない。 [Maxime Weygand] 仏陸軍将軍。Gamelinの元同僚であり上司。性格が悪い。 1939年某…

「イッター城の戦い」映画化について

第二次大戦においてアメリカ軍とドイツ軍が共闘した奇妙な戦闘、イッター城の戦いを題材とした「The Last Battle」の映画化が進行しつつある。昨年初頭に原作の著者がフェイスブックで映画化を報告し、海外映画情報サイトで少し触れられたきり全く音沙汰がな…

ジャップがアクションフランセーズの通販を利用した件について

アクションフランセーズをご存知か。このページを読まれている方も歴史教科書で習っただろう、あのドレフィス事件を機に発足した組織である。仏現代史をほんの少しかじった人間としてはまぁ存在自体は知っていたのだが、昨年何気なくツイッターを開いている…

モーリス・ガムランの回想録を追い求めて

第二次世界大戦で仏軍の総司令官を務めたモーリス・ガムラン(Maurice Gamelin)の名前は、一応本邦でも知られている。あまり良い評価ではないけれど。彼の名前がネットで引っ掛かるようになったキッカケは、やはりHeart of Iron辺りなんだろうか。どうも彼へ…

蔵書

以下は趣味で蒐集しているフランス史関係の書籍。本当は分類分けしようとしたものの、億劫になってしまった。勿論全部読みこんだわけもなく、積んでいるものも多い。積んだ本は良い味を出すんですよ。 『連合軍反撃せよ』J・H・モルダック 『剣の刃』シャル…

[ユー島(Île d'Yeu)]フランス・ミリタリー旅行記

第一次大戦における救国の英雄であり、第二次大戦における売国奴でもある、アンリ・フィリップ・ペタン。そんな彼の墓は、大西洋上の小さな島、ユー島にある。 島への到達手段は2つある。フェリーかヘリだが、一般的な観光客は皆前者を選ぶだろう。船賃は往…

「リボンの武者」に見る〝和解〟

※ネタバレ含むので5巻を読んでね いわゆるガルパンのスピンオフ作品「リボンの武者」には、フランスを模した高校が登場する。その名も自由BC学園。もともと自由学園とBC高校の2校が存在し、それらが統合された結果として自由BC学園が成立するのだが、未だに…

日本海軍の基礎を作ったのは

オレンジペコ、日本海軍の基礎を作ったのは、どこの国か御存じかしら?(似非ジョンブル) 先日、日仏交流史・外交史を長年研究している仏人と話す機会を得た。 以下、会話抜粋 「日本海軍の基礎を作ったのは、どの国か知っていますか」 「イギリスでは」 「…

[廃兵院(L'hôtel des Invalides)]フランス・ミリタリー旅行記

時は17世紀、職を失った傷痍兵の存在はフランス社会を不安定にする一因であった。そこでルイ14世は傷痍兵を収容する施設、「廃兵院(L'hôtel des Invalides)」の建造を命じる。35年もの年月を経て、1706年にようやく廃兵院は完成し、今に至るまで多くの傷痍兵…

[はじめに]フランス・ミリタリー旅行記

大戦期のフランス軍好き、というのはミリタリー趣味者の中では少ない部類ではないだろうか。 それにはこういった事情があると思われる。フランスは第一次世界大戦では主役の座を担ったが、我が国のミリタリー趣味者の多くが興味の対象とするのは第二次世界大…

「ボクガール」完結

ボーイッシュ娘はよい。 あくまで持論ですが、とにかくよい。 ショートカット、あれは破壊力がある。 さりとて美少年もよい。 中性的な美少年、あれは尊いもの。 そんな自分にとって、漫画「ボクガール」は最近の生きる糧でした。 祝 完結。瑞樹くんは幸せに…

はじめてのあしあと

fc2ブログがどうにも見辛いのでお引っ越ししてきました。 どうにも使い道を悩みます。 そういえば先日元帥用のケピ帽が到着しました。 この道の先達が将軍用のケピ帽をお持ちだったので、少なくとも日本には2つのゼネラル・ケピ帽が存在することになります。…